【花粉症の対策】効果的な花粉の掃除方法
2023/03/12
室内に入り込んだ花粉を一網打尽にする掃除術
暖かい季節がやってくると気になるのが花 粉。外出時はもちろんですが、花粉の量が多 くなると室内に入り込んできた花粉さえも、とっても煩わしい存在になりますよね。
そんな多くの人を悩ます花粉ですが、室内に入り込んできた時、 多くの方が間違った対 処法で花粉症を悪化させていることをご存知 でしょうか?
花粉はホコリやカビなどのハウスダストの中でも、実はサイズの大きなダストに分類さ れます。そして他よりも大きいという事は他 のダストに比べて重め。だからこそ、空中に 舞っている花粉も少し時間が経つとお部屋の床にすべて落ちてきます。 ポイントはこの時を逃さず床のお掃除を行なって室内の花粉を取り除く、ということです。 ただし、 この段階で掃除機をかけるのはNG。せっかく床に集まった花粉を、掃除機の動きと排気で全部空気中に舞い上げてしまうからです。
とくに人の動きがない早朝や、お出かけから帰宅した直後は、前日に室内に入り込んだ
花粉のほとんどが床に落ち、花粉を一網打尽にできるチャンス! そんな時に使えるお掃除 のプロの技、花粉を一網打尽にするお掃除術 をご紹介いたします。
床用のウエットクロスで 花粉の大半を取り除く。
海外製の掃除機の注意点。
床に落ちた花粉を一網打尽にするためにもっとも重要なポイントは 『湿らせたワイパークロスで床全体をお掃除する』 ということです。掃除機やお掃除ロボを動かすよりも先に、床全体を床用のウエットクロスで軽くお掃除して大まかな花粉を予め取り除いてしまう。こうすることで前日に室内に入り込んだ花粉の大半を取り除くことができ、しかも掃除に伴って空気中に舞い上げてしまう花粉を最小限にすることができます。その結果、 お掃除のあとに起こりやすいアレルギー反応を引き起こすリスクをグンと下げることができます。
また、室内に置いてある空気清浄機は花粉を 取り除く強い味方ですが、 残念ながら床に落ち た花粉は吸い込んでくれません。あくまで空気中を漂う花粉だけを取り除いてくれるものなので、まずは床のワイパーがけ、そして少し舞い上がった花粉は空気清浄機で取り除く、という役割分担への理解が大切になります。
ワイパーがけの後に使用する掃除機やロボット掃除機に使用するフィルターは必ず花粉対応のものを選んでください。なぜならば、ホコリを集めるだけのフィルターでは花粉に対して『目』が大きすぎるため、花粉がフィルタ ーを素通りすることがあるからです。 とくに布 製のフィルターやサイクロン式のフィルターレス(実はかなりのダストが排気されています) はオプションで 『ハウスダスト99%以上除 去』と記されたフィルターに取り替えられてください。とくに海外製のサイクロン式掃除機やロボット掃除機は、排気用のフィルターの交換 が必要なことをご存じない方が多く、 掃除機を動かすたびに花粉やホコリを撒き散らしてしま っているのでくれぐれもご注意くださいね。